バベルの塔

作品集: 最新 投稿日時: 2014/06/06 21:18:50 更新日時: 2014/06/06 21:18:50 評価: 6/6 POINT: 28 Rate: 1.51
遥か昔、日本一高い富士山より遥かに高い山があり、それが崩されたという話が残っている。
それを崩したのは自分の山より高い山に嫉妬を覚えた女神が放った力によって起こったのだと言われている。


「だから、幻想郷で私達が使う口に出して使う言葉は滅茶苦茶な事を思い知る事になるんですか」
長くて床に着きそうなぐらいピンク色の髪を垂らした悪魔のような少女が、その少女を毎日こき使い、紅魔館の大多数を占める図書室に散らばる本を片付けさせる紫色の髪をした魔法使い――少女に対して会話を用いる。
「ええ、その嫉妬女神によって崩された山に、大昔作られた神話で多くの人に親しまれている地域で立つ建物の概念が乗り移ったせいだとこの私が一週間前手にしたんだけど結局読まず本棚に戻した本に描かれていたわね」
紫色の髪は椅子から立ち、少女を生やした悪魔の羽を通り過ぎて、ウォーキングスルーする。


その時であった。二人と金髪で夢を語って父親に追放され、不憫に思った兄に介抱され育った少女――人間の呪いを好み魔法使いにならない魔法使い――紫色にとっては泥棒――そんな少女の三人以外立ち入らない図書室の、なぜこのような模式にしたのか威厳を使いこなせぬ主にすら分からない不可思議な重い扉が開かれ、違う文化を持った人型が姿を現す。
人型は倭国――幻想郷の外界が所属する国――驚きの早さで復興し、諸外国を驚かせた神秘の国――の現代名を持つ人形が持つ黒くて艶を飲み込み、それはその人形がかつて苛んできた人間の末路を現す髪と同じ髪を持つ。ということはこの人型もまた、人形と同じく多くの者を苛んできたといわれ、実際に日本最古の物語――月から降りた天人が転生し、老人夫婦の下で成長し、やがて昇天するお伽噺――元を辿ると富士山の神であったと言われる――と同一の人物と言われている。正にこの世に二とも存在しない人物。それは実在した。
「あらー、須臾を数億、いや無量大数重ねた後にようやく私達は出会い、そして同じ空気を吸う機会を得ましたね。兎はもう幾度と跳ね、何度飛べない空に舞った事でしょう? 貴方の主人――威厳足りぬ少女も同じような事をして、そして周囲を困らせているのかしら? それとも、貴方――本ばかり読むという生き方を私に教え、こうして定期的に私を通わせるほどに魅力的な図書室と、その主の元へ訪ねに来るの? それはそれで、月が綺麗ですね?」
異質な言葉――水と油を通り越し、もはや例えの対象は液体と固体が相応しい、修正しよう――水と太陽が混ざり、紫色と悪魔は顔を回し、目の前の人型は情報を発しているのか、あるいは電波――情報を乗せる事が多いが、大抵の場合訳の分からぬ物の例えに用いられる――を発する源なのかを見定めようとするが、それは掴めない。
「……あら? 私と貴方達では交わせる物――空気か音波が異なりました? それはそれで失礼――日本人にとっては一度犯すだけでも三日三晩は消えぬ血が心につき、それに苦しまされる。最悪の場合、二度と癒えぬ傷跡となる――致しましたわね。それではまた、月が円周率を現す日まで……」
倭国人形は忽ち姿を消し、私たちの視野的情報――人間に目は四つもない――から消え去った。
「この成立してない情報要素、どうやったら理解度が高まる行為をして私達を解放させ山の呪いを消す事ができますか?」
寝間着を着た人型は木目の床を止まり、綺麗な爪を掃除させ整えたすらっとした指をきめ細かな肌をした顔に立てる。
「うーん……神話等でよく禁じられているふしだらな生殖行為を三日三晩犯し、やがては老いて死ぬ事に繋がる人生の中で一番の憩いの場になる行為によって、山女神の崩した山によってイカれた不規則で結局ない全く言葉の意味は役目を潰えてやがて土になるんじゃないかしら」


そのコミュニケーションと国外でいつからか呼ばれるようになった語源も定かではなく、また進化するのは当然と言われつつも商業上わざと犯した言葉間違い(例:危機一発)と正しい学術それは百年は下らない歴史との衝突――通信で気を付けられるらしいこれが起こると困る行為を悪魔は別のそれをされると紫色が困りそうなでも内心喜ぶかもしれない不規則性を孕んだ悦ばしい出来事によった。
「きゃっ! ちょっと! そこの場所――かつて外国であって日本ではない場所で行われていた水より温度が高い液体に身体を浸からせる行為で癒していたが、結局それの出現によって禁止されて廃れた文化の元凶行為を行う悪魔! 今すぐ私の蛋白質で構成された数々の神経が集まり、本来迎えるべきだった死から逃れられた身体から離れて……ん……」
紫色は普段より高くて艶、つまり色欲を持つという意味の声を身体を揺らしてあげた。
「ふふ……今の人類が生き残る理由のきっかけになった要素の脳が理解できる要素さえ無くせば……んっ……」
悪魔は身体を重ね、互いの局部を擦り合わせる。
「んっ……っあ……ちょっと、やめ……んん……」
紫色の髪を振り乱して少女は喘ぐ。帽子は頭から外れ床に転がった。
「ほぅら、こうして正しい言葉が使えるようになったでしょ?」
悪魔は長いスカートを抓み、礼儀正しく振舞う。
その様子は悪魔には似合わないし、少女を押し倒して責めているこの状況にも似合わない。
「ちょっと……こぁ……! っんん……いいから、その手をはなしなさ……ぁあんっ……」
紫色は上体を震わせ、太腿をぎゅっと締める。
喉は既に声を押し殺す事に必死で、ふとしたきっかけで決壊しそうだ。
「こーとーわーりーまーすぅ。どうして折角のチャンスを逃す必要があるんですかっ」
悪魔はわざとらしい口調で紫色を煽り、紫色の逃れる術を潰していく。
悪魔といってもその性質は多種多様であり、人の不安を煽る者が居れば、一方では性欲を煽る者も居る。
この悪魔の出目は不明だが、少なくとも後者の性質を一切持っていないという訳ではなさそうだ。
「はぁ……っん……やめてよっ……ぁぁっ……」
紫色は腰を反らしては艶っぽい息を吐く。
悪魔が衣服の上から胸を揉みしだき、そして局部を擦り合わせる度に彼女の声は上掠り、そして吐息の音は大きくなっていく。
最早紫色に行動の余地無し、全ては悪魔の手のひらの上。
普段の主従関係は、性欲の下に行われる淫蕩な行為では簡単に逆転してしまう。
それ程に紫色の性知識は疎く、悪魔の性知識は奥深い。
「いいじゃないですかぁ。魔法使いは永久の寿命。それの一部を拝借しても罰は当たらないはずですっ」
悪魔は紫色の衣服を一部破き、剥き出しになった肌を撫でる。
紫色は身体に溜まった快楽を撫でられた部分に集中させてしまい、腰を妖しく蠢かせる。
彼女の身体は日常から乖離し、動物的本能に曝される。
「んぅ……っぁ……ぁんんっ……はぁ……もっと……んんんっ……」
紫色は淫靡に喉を鳴らし、行為を催促し始める。
もはや抑止力を担っていた理性は本能を抑えられなくなり、そのまま主導権を奪われてしまう。
「えへへ、いいですよぅ。私と一緒に気持ちよくなりましょうねー」
悪魔は益々気分を高揚させ、光線を手から出して紫色の衣服を焼いた。
衣服は局部を剥き出しにし、襟元から肩にかけた部分を残すのみとなる。
剥き出しになった綺麗な太腿を撫でながら、次の言葉を紡ぐ。
「魔法使いはどうして箒に跨るか、知ってます?」
紫色の返答を待たずして太腿を撫で上げ、股間に到達させる。
「あれは性的絶頂を精神的な世界だと信じていたからなんですよ」
豆に手を沿え、皮を剥く。
「幻想郷は放棄された概念が辿り着く場所、だからひょっとしたら魔法使いは性的絶頂時に精神的な世界を見れるのかもしれませんね」
悪魔は愉快な語尾を付けて話しながら、豆を指先でぐりぐりと刺激する。
「ぁっ……はぁぁんっ……んぁぁ……ぁはぁ……」
紫色は鼻にかかった吐息を吐きだし、腰をたまらなく宙に浮かせる。
髪の毛は床の上で跳ね、両手は何度も握っては放されを繰り返す。
額に汗が浮かび、そして腰付近からはむわっとした蒸気が浮かぶ。
「というわけで、まずは一度目の絶頂へ行ってらっしゃいませぇ」
悪魔は豆にかけた指を高速で動かし、紫色の腰を常に浮かさせる。
「あっ……あぁああんっ……ぁはぁ……い……くぅ……っあ……!」
紫色は目を白黒させ、膝を強く締めて雪崩にように襲い掛かる快楽を堪えようとする。
だが、所詮人間の身体。動物的本能を満たせるように作られた構造の宿命からは逃れられない。
脳は蕩け、体温は灼熱に溶け、思考は本能とかき混ぜられる。
訳の分からぬ刺激が全ての感覚を狂わせ、彼女を生物的人格から切り離す。
切り離された先はもちろん、本能的世界。


「ぃ……くぅ……の……ひゃあああああああああああっ……!」


紫色は背を大きく反らし、身体中の筋肉に力を入れる。
ぎりぎりまで絞られた声帯からは張りつめた声が漏れ、彼女が感極まっている事を周囲に知らせる。
本来は異性を悦ばせ子種を体内に入れるための構造。
生殖――それは定命の者が自らの意思を少しでも継ぐ物を生み出す為の行為。
それが必要ではない魔法使いではあったが、依代とする生物の身体がその行為からの解放を許さなかった。
彼女の身体には依然として、生殖行為に必要な悦びと絶頂を生み出す回路が刻まれている。
人型が人の形をする限り、例えどのような性質を得たとしてもそれから逃れる術はない。


「ふふふ、どうでしたか、精神的世界は」
全身から力が抜けてぐったりとした紫色を、悪魔は優しく介抱する。
口からは涎が垂れ、焼けた衣服の欠片を濡らす。
「ん……っぁ……」
紫色は我ここに存在せずといった反応を見せ、時折身体を震わせては意味を為さない声を漏らす。
「あらあら……まだ余韻に浸ったままなんですね」
悪魔は片手を紫色から離し、宙で円を描く。
すると手には一本の棒が生成された。
「これは女性を悦ばせるために作られた棒です。勝手に蠢くんですよぉ」
その棒を紫色の秘裂に挿し入れていく。
秘裂は濡れた音を鳴らしてそれを飲み込んでいき、身体は何度も小刻みに震える。
「しかも定期的に媚薬まで染み出すおまけつきです。存分に味わってくださいね」
紫色はびくんと身体を震わせ、もう一筋の涎と愛液を零す。
悪魔は紫色の口元に指を這わせ、艶が灯る涎を指で掬い取る。
「これで40回程達した後は、再び私と交わりましょうねぇ」
悪魔が指を鳴らすと棒が震え、紫色のだらしなく開いた口から媚声が吹きこぼれ始めた。
華奢な少女の形をした紫色は悪魔の上で身体を跳ね、少しずつ女の艶を匂わせ始める。
この責めが終わった時、最早形のとしての少女は消滅し、そこにあるのは若さに不釣り合いな程妖艶になった雌が形作られているだろう。
悪魔の業というのは、それ程までに恐ろしく、そして罪深き物である。










そして翌日の夜――
紅魔館の図書室は閉鎖され、太陽がもたらす窓明かりは消えた。
それが故に今の図書室は暗闇に支配されている。稀にある明かりは扉から漏れる一筋の光明と、窓から漏れる月明かりのみ。


「んぁ……あっ……あぁん……」
紫色は衣服を全て剥かれ、横座りの状態で悶え、淫蕩な声を吐く。
股間に右手を挿し入れ、くちゅくちゅと音を鳴らして身体を弄る。
時折媚声を漏らしては身体を揺らし、白い吐息を吐き出す。
華奢な身体には薄っすらと汗が浮かび、腰付近にむわりとした湿気が纏わりついている。
秘裂に淫具を挿入された後、紫色は40回達するまで何度も身体を悦楽に堕とされ、40回目の頂を拝んだ後は悪魔に局部を支配され、何度も腰をよじらせ声をよがらせる破目となった。
そしてそこから更に時間が経ち夕暮れになる頃、紫色は言語機能を失い、ただただ媚声を漏らし、そして身体を痙攣させるだけになった。
この様子を何も知らない者が見たら、それは最早ただの娼婦、あるいは奴隷にしか見えないだろう。
それ程までに魔法使いは自我を喪失し、そして悦楽の虜となってしまった。
悪魔が身体から離れ、その場に紫色を座させた後も、紫色は自ら股間に手を挿し入れ、自身を慰め始めた。
彼女の身体にはすっかり快楽が染みつき、最早正常な思考と、膨大な知識は出る術を失った。
そこにあるのは、ただただ脳裏の深層意識にある快楽を望む心と、それを望む理由付けをする知識を持った人型のみ。
「ふふ……魔法使いは魔法使いらしく現世を忘却していればいいんです」
その裸身の紫色の横に立つのは悪魔――少女の形をした悪意であった。
予め断っておくと、悪意は紫色を基準とした場合の呼び方である。
幻想郷から見れば、この悪魔は文化を喪失させる要因になりかねない異変を撃退した要員――英雄に他ならない。
「どうです? とても気持ちいいでしょ?」
悪魔はその手で紫色の頭を撫でる。
紫色はびくりと身体を震わせた後、
「はぃぃ……んっぁ……ふわふわしてぇ……はぁぅ……とっても……きもちいいですぅ……ぁんん……」
と嬉しそうに答えた。瞳はすっかり虚ろで、声に張りがない。
その様子は淫靡に浸かり、まどろむ彼女の心をそのまま表しているようだ。
「さてと……魔法使いさんはずっとその世界で楽しんでいてくださいね」
悪魔は人差し指を立て、宙に円を描く。
すると紫色の身体は消え、図書室の最も奥にある暗室に移動した。
その暗室はせいぜい二人しか入れなく、壁はレンガで固められている。
「貴方がその世界を楽しんでいる限り、言語異変は二度と帰ってこないんです」
暗室の入り口にある金属製の扉に手をかけ、ゆっくりと閉める。
扉はきいと音を立てて閉まっていく。
扉が大きな音を立てた時、それは抜け出せない色欲の世界に浸った紫色が外界から隔離されたことを意味する。
もはやこの扉は壁と化したに等しい。
それと同時に、紫色もまたこの世の社会から隔離されたといえる。
人間が正気を取り戻すには他者や自然との接触が求められ、それを行う事によって自分の立ち位置を振り返り、我に帰る。
つまり、正気に戻るには五感に刺激を与える必要があり、それは自分とは関係の無い物でなければならない。
しかし、今の紫色は幽閉された身、視界はただひたすらに暗闇を捉え、聴覚は自らがあげる媚声と水音に、そして触覚は自身の快楽によって埋め尽くされる。
いわば今の彼女は、自分の淫蕩さをそのまま受ける状態にあるという、いわば自己帰結な状態にある。
そんな彼女は、自分の声を聞き、そして暗闇の中に淫蕩な自分を思い浮かべ、延々に身体を昂ぶらせる。
その昂ぶりは快楽が退くのより早く、彼女を甘美な沼から引き上がらせない。
もう彼女は四方を社会性の壁で囲まれてしまったのだ。
こうなっては閉じ込めた張本人――悪魔にしか、それを解き放つことはできない。


扉を閉めた後も暗室からは淫らな水音と蕩けた声が微かに聞こえる。
注意して耳を傾けないと聞こえないとはいえ、図書室は性質上静粛を求められる場所。
注意しなくても聞こえる可能性は、他の場所より非常に高い。
「さーてと、私は私で後始末をしなきゃ」
悪魔は再び人差し指で宙を掻くと、彼女の身体は光に包まれた。
その光が解かれた後に現れたのは、紫色だった。
本物の紫色が人柱となった今、悪魔が代役を務めるしかない。
「ふう……小悪魔は旅に出た事にしましょう……」
紫色の姿をした悪魔は暗室から離れる。


「それにしても……」
新たな紫色は自分の身体を抱き、局部を弄る。
目を瞑り、熱い吐息が吐き出される。
「憧れの身体……少し味わってもいいかも知れないですね……」
彼女はそのまま局部を衣服の上から弄り始め、自身の身体を使って媚声と水音を鳴らし始めた。
図書室は、今晩も淫らな声や音に支配されることとなる……。












バベルの塔――
それは、世界中の人間の言葉が統一されていない理由を作るための話。
何故違う言葉が使われるようになったのか、その理由は、言葉を成立させる方法は数多あるから。
たったそれだけの理由に過ぎない。ゴールへの道筋は一つだけではないのだ。
だが、人間達はなまじ高い知能を持ってしまったが故にそれに理由を付けないといけなくなり、信仰があるが故にそれを戒めによるものとこじつけないといけなくなった。
つまり、この話は人間の知能が作り出した鎮痛剤ともいえる。


それでは逆の発想をしてみよう。
人間が知能を無くした時、その話は存在できるのだろうか。
これは私の考えだが、恐らく存在できないと思う。
なぜなら、知能が無いなら意味を持つ言葉は話せなくなり、
その結果、言葉の種類が異なる理由も必要無くなるからだ。

このバベルの塔は幻想郷に存在してもおかしくない概念ではあったが、好んで持ち込む輩は存在しなかった。
というのもバベルの塔自体が神を信仰する人間の手に作られた物であって、そこに神でも人でもない妖が付け入る隙がなかったからだ。
神なら持ち込めるかも知れないが、生憎な事にその神は多大な信仰を集める神。恐らく幻想郷に姿を現す日は来ないだろう。
しかし、その話に目をつけた者が現れてしまった。それが富士山より高かったが故に崩された山の神である。
その山の神――彼女は自らをバベルの塔と捉え、その神話の概念を取り込んで幻想郷に入ってしまった。
そして、その力の依代は紅魔館――沢山の書籍を所蔵し、内外問わず様々な学術知識を持つ場所に居る。
これがスペルカードの名前程度にしか使われない概念なら他の場所で依代を探してもいいし、そもそも依代自体必要でなかったりするのだが、彼女の場合、それが主な能力になるのだからどうしても依代が必要となる。
そこを管理し、所蔵されている書籍の知識を持つ魔法使いを依代にすれば、バベルの塔の概念を幻想郷中に広めることができるだろう。


しかし、そんな紅魔館で知識とは程遠い行為が行われた結果、依代は自我を失い、淫蕩に快楽を貪る肉塊と化してしまった。
つまり、バベルの塔の概念を持って幻想入りしてきた存在は、白昼の下堂々と、しかも三日に渡って淫靡であり続けた少女達のせいで力を失い無味無臭無害な妖と化してしまった。
それにより幻想郷から言葉の呪いが消え、言葉は忽ち規則性を取り戻していったという事になる。
幻想郷はすっかり元の鞘に収まり、言語の異変など影も形も無くなった。









私はうっすらと瞼を開け、天井を見つめる。
ここは図書館で、私は三日三晩に渡り快楽に浸り続けた。
思い人の前で醜態を曝した事について責め立てる声はあるかもしれない。
しかし、それは幻想郷を救うためにどうしても必要な行為だったし、後悔はしていない。
それに、理由はどうであれ思い人と身体を重ねる事ができたんだもの。
悪魔と魔法使いでは種族の壁があると思っていたけど、それを乗り越えられてよかった。
それもこれも、あの"壁"のおかげね。


それにしても――


「言葉の壁って……怖い……」
ごめんなさい、ついこのネタが思い浮かんでしまったもので
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2014/06/06 21:18:50
更新日時:
2014/06/06 21:18:50
評価:
6/6
POINT:
28
Rate:
1.51
1. 5 リラクシ ■2014/06/11 19:32:25
うーん、言葉の壁って感じですね。
自分が頭悪いせいもあるのでしょうけど、前半が壊滅的に分かりにくかったです。
エロ文体は好みでした。
2. 7 グランドトライン ■2014/06/11 23:03:04
なるほどわからない。言葉の壁はやはり怖い。

最初は文章の滅茶苦茶に戸惑いましたが、ラストで理由が開かされると納得すると同時になかなか面白い趣向だと思い知りました。
ですが、やはり読んで理解するのは難しいと言えます。未だに私も理解できないところがあるし。ネチョもどこか物足りない気がします。
しかし、小悪魔の心理描写や行動はしっかりと描かれており、言葉の壁を使ったこんな作品もアリだと私は思います。

まあ結論でいえば、生殖行動最強ということですね。それはわかります。
3. 2 ■2014/06/15 17:23:14
どういうことをしたいかは分かったが特に面白くはなかった。
4. 8 ななし ■2014/06/16 04:41:27
エロくて良かった
5. 4 匿名 ■2014/06/22 16:51:10
基本点:1点
テーマ:1点(0〜3点)
エロさ:1点(0〜3点)
面白さ:1点(0〜3点)
一言感想:なるほど前半の異様なまでの読みづらさにはきちんと意味があったのか。しかし序盤が強烈すぎてエロ方面の印象が薄まっていたように感じました。それでも前半のあの文章を作り上げられる作者さんのセンスには感服したいです。
6. 2 ぱ。 ■2014/06/26 00:42:11
言葉の壁、そして種族の壁ですが……台詞と地の文の区別がわかりにくく、非常に読み辛く思います。
もしかするとこれも、作品と読者の間の言葉の壁を演出したものなのか……。
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