Walling Lovers ... The Trinity

作品集: 最新 投稿日時: 2014/06/07 23:35:41 更新日時: 2014/06/29 23:19:31 評価: 6/6 POINT: 30 Rate: 1.57
               ※この作品には一部猟奇的な描写がございます。ご注意ください※


「うふふ、ただいまーっ♪」
 自分の部屋のドアを開けると、いつもと同じ妖艶な笑顔で彼は迎えてくれた。
 今日もハードな事務仕事だったけど、彼の姿を見るだけでドッサリ溜まった仕事疲れも一気に吹き飛ぶ。
「待たせてごめんなさいね。今日は特に書類が多くて帰るのが遅れちゃったわ」
 我ながらつまらない私の愚痴も、彼は笑顔のまま黙って聞いてくれる。
 早く彼を抱きたい。疲れたこの身体を癒したい。焦るそんな感情を何とか抑えて、私は話を延々と続けた。
「今日も私のつまらない話に付き合ってくれてありがとうね。それじゃあ始めましょう……」
 我慢していた欲情を解き放ち、彼を思いっきり抱きしめる。
「あむっ、れろっ、れろっ、んちゅぅ……」
 強く唇を押し付けて彼の口をピチャピチャと味わう。昔は平坦な彼の顔も今では立体感のある逞しい顔付きに見える。
 相変わらず彼の唇はヒンヤリと冷たい。舌も奥まで入らないから唇を嘗めることしか出来ない。
だけどそれが火照った私にとってはちょうどよかった。
「んぅ、ふぁん… お股コスコスするのぉ…はぁん、止まらないのぉ……」
 口付けだけでも性欲は膨れ上がっていく。エッチになっていくのが我慢できない。
 私はスカートに右手を突っ込んで、パンツの上からお股のラインをコスコス擦っていく。


   クチュクチュクチュクチュ……


「聞こえる? あんっ、もうこんなに濡れてるの。ふぁぁっ、あなたの前でエッチになっちゃう私を許してぇっ!」
 パンツはあっという間にグショグショに濡れ、使い物にならなくなっていた。
 パンツをずり下ろし、どんどん淫らな姿を晒していく。そんな卑猥な私でも彼は軽蔑もせず変わらぬ笑顔で見届けてくれる。
「はぁ… はぁ… もう我慢できない。あなたの勃起おちんちん、ペロペロさせて、ねっ♪」
 私は跪いて、彼の石塔のようにそびえ立つおちんちんを口に含んだ。
 いつでもすぐにエッチ出来るように、彼は何時も全裸で私の帰りを待っている。
マンネリ防止でコスプレさせることもあるけど、基本はいつも裸。
 そんな健気な彼に私は申し訳ない気持ちを持ちつつも、エッチな感情を抑えられずおちんちんを思いっきりしゃぶり始める。
「じゅるっ、じゅるっ、ふごくかたひぃ…… ぺちゃぺちゃ、ねぇ、ひもひいい?」
 彼のおちんちんは唇と同じようにヒンヤリ冷たくて、カチカチに硬かった。
何度も嘗めて挿入れているせいか、おちんちんの色も石のような灰色になっていた。

     『気持ち良いよ、お姉ちゃん』

 頭の中に彼の感情が流れ込んでくるのが分かる。彼は無口だけど最近は私に自分の想いを伝えてくれる。
大人で凛々しい身体なのに、心は少女のように可憐で純粋。そのギャップが堪らなく愛しい。
 心を読める私だけが知る事の出来る彼の感情。


   私、古明地さとりは壁に描かれた彼に恋していた。


「はぁ、はぁ、はぁ… もう我慢できないのぉ…… 挿入れていいわよね?」
 石のおちんちんから惜しむように口を離す。おちんちんは私の唾液に濡れてテカテカと灰色に煌めく。
 その姿に身体は一気に火照り上がる。焦る気持ちを抑えながら身に着けた衣服をゆっくりと脱いでいく。

   スルリ……

 生まれたままの姿になった身体からは汗がジワジワと滲み出し、お股からは愛液が絶えず流れ落ちていく。
『うん、来てお姉ちゃん……』
 互いに向き合い、性欲で耐えられない私はグチョグチョおまんこを彼のカチカチおちんちんに一気に差し込んだ。













                    『Walling Lovers ... 』













 切っ掛けはありふれた恋愛漫画だった。
『アタシなんてどうして好きになったの? 地味で根暗で陰険なアタシなんてさ!』
『お淑やかでミステリアスでたくましい君の事かい? そんなに魅力的なら惚れるさ』
『無理矢理お世辞なんかにするなよ! 何でも楽器が引けて歌も踊りも上手い。
 歌詞作るのが少しうまいだけのアタシとアイドルのアンタじゃ釣り合わないよ!』
『僕のことをそんなに褒めてくれる子なんてそうはいないさ。君の方が魅力的で僕じゃ釣り合わないくらいだ』
『だからお世辞は……んぅっ?!』
『もう何も言うな。君が嫌だと思うところは全部僕が良いところに変えてあげるからさ……』
『ば、馬鹿っ……』
 私、古明地さとりは覚妖怪にして旧地獄と呼ばれる地底世界の管理人でもある。
 サードアイの力で相手の心を読み取り、言葉言わぬ動物を従え、地霊殿と呼ばれる館に住まう恐るべき存在。
『こんなにも君の身体は綺麗じゃないか』
『み、見るなっ! アタシの汚い身体なんてじろじろ見ないでよっ!』
『君が汚いと思うなら、僕が綺麗にしてあげるよ』
『だ、駄目っ! そこは一番汚いっ、あっ………』
 世間ではそんなイメージだけど、実際は人間の心が怖くて、それでも恋愛漫画みたいな恋に憧れるヘタレな少女だ。


   くちゅくちゅ…… くにっ!


「んぅ… いいなぁ…… はぁ… 私もおまんこ嘗めてもらえないかなぁ……」
 今日もエッチな恋愛漫画を読みながら、オナニーに耽っているダメダメな管理人だった。
 一応、事務仕事はちゃんとこなしているし、物言わぬ動物達からは世話の良さから慕われている。
 でも、こんな地味で根暗で陰険でついでに臆病な私なんて、一生恋人なんて出来ないでしょうね。
「あんっ… そろそろイきそうっ! んんぅっ……!!」
 お股を擦り続けて、今日もまた一人虚しく絶頂を迎えてしまった。じんわりと濡れるパンツと指先だけが私の恋人だった。
「はぁ……明日は特に仕事もないし、ペットたちと遊びましょうか」
 何時もならそのままベッドへと足を運び、朝に起きてからパンツを着替えるのだけど。
 その日の私はオナニーし終わった後も、何処か落ち着かない様子だった。
「漫画のような彼氏が欲しいわね……」
 格好良くて私に優しくて、エッチも上手な彼氏。
 そんな理想的な人間の男性なんている訳ないし、仮にいたとしても私なんかには振り向いてくれない。
それ以前に男性に話しかける事なんて怖くてできない。
「はぁ……」
 思わず目の前にある灰色無地の壁に向かって溜息を吐いてしまう。
 ん、灰色無地の壁……思いついたわっ!
「そうだっ! 彼氏が欲しければ作ればいいのよっ! 私自身のこの手でっ!」
 私は早速、筆や絵の具を取り出して、目の前の壁をキャンバスにして理想の彼氏を描き始めた。
漫画を何度も読んでいる影響で、絵心には自信があった。妄想の赴くままにスラスラと筆を進めていく。








「ちょ、ちょっと格好良すぎたかも……」
 スラリとした顔立ち、少し恥ずかしそうな笑顔、サラサラの金髪ヘアー、がっちりとした胸板、思わず飛び込みたくなる長細い手足。
 恋肌色の乳首もしっかり書き込んだ憧れのイケメン彼氏が、私の目の前に凛々しく立っていた。
「名前は……コイシ。あなたの名前はコイシよ!」
 私は自分とは不釣り合いにしか見えない完璧な彼氏に、自分の妹と同じ名前を与えた。
 古明地こいし、人間に恐怖し、サードアイを壊して覚妖怪をやめた妹。
代わりに無意識の力を得た彼女は、今日も私の知らないところでフラフラと飛び回っている。
 彼氏と同じで私の手に届かなくなった存在。そんな彼女が恋しくなって、私は彼にコイシという名前を与えた。
「まだ何か足りないような……」
 完璧すぎる外見にも関わらず、私は贅沢にもコイシに早速不満を感じていた。
 その理由はお股を見てすぐに分かった。男性特有の……アレが無かったからだ。
「……作ってあげなくちゃね」
 私は彼におちんちんを作ってあげる為に、ある特別な材料を用意した。
 粘土と同じように手で捏ねることが出来る地底特有の特殊セメントだった。
地底の管理人でたまに建築にも携わる私はこういう材料も所有していた。
 ……おちんちんの為だけにこれを使うなんて、完全に立場の私物利用ね。


   ムニムニッ… ムニュムニュ……


 絵心同様、彫像技術も持ち合わせているとはいえ、さすがにおちんちんは資料不足なので、そこは妄想に頼るしかなかった。
 出来る限る太くて大きく、それでいて挿入れても痛くないように先端は尖らないように丸く整える。


          ピーンッ♪


「こ、これがコイシのお、ちんちんなのね…… 我ながら凄く大きいわ……」
 自分で作った石のおちんちんをマジマジと見つめてしまう私。
 漫画に出てくる女の子がこれで気持ち良くなっていると考えると、自分もこうなるのかなとドキドキしてしまう。
 早く挿入れてみたいと思う気持ちをグッと抑えて、コイシの顔を上目使いでジィーッっと見つめる。
「ま、まずは告白シーンからよね…… えっと……」


      ドックンッ!
               ドックンッ!
                         ドックンッ!


 ただの壁画に喋るだけなのに、顔がイケメン過ぎて、心臓のバクバクが止まらない。唇もプルプル震えっぱなしだ。
 こんな事ならもう少し普通の男の子にすればよかった。でも自分の好きに描いたのだから、私も意を決して彼に告白した。
「わ、わた、私、古明地さとりっ、は…… あ、あなたががっ、コイシの事が大好きですっ!」
 初のプロポーズに私の心はまだドキドキしている。告白ってこんなにも勇気がいるものなのね。
 もちろん相手は何も言ってこないから、「僕も好きだよ、愛してるさとり……」と脳内で返事を受け取る。
「ふぇっ?! いいいい、いいのっ? こんな地味で根暗で陰険でついでに臆病なわわわ私でも好きでいてくれるののっ?!」
 妄想の返事にもかかわらず、動揺しぱなっしのシャイなさとり。こんなのじゃ現実の彼氏なんて出来っこないわね。
 それでもいいわ。私には今、コイシという恋人が出来たばかりだから。
彼も「もちろんだよ。僕の可愛いさとり」と変わらぬ笑顔で答えてくれるもの。
「コイシ、好きよ。んぅーっ♪」


               ちゅぅっ♪


 私は目を閉じて、コイシの平坦な唇に口付けした。
 絵の具と石の無機質な香りが口の中にムワッと広がっていく。変な感じだけど、どこか愛しく感じる。


                            れろっ♪


 舌で嘗めてみても、果実のロマンチックなものではなくて、ザラザラとした不味い味。
 でも、それがコイシの味なんだと認めるだけで、いくらでも嘗められる気がする。
「ぷはっ♪ コイシの唇、素敵だったわ。お礼に私の恥ずかしい姿、見せてあげるね……」






                                    するり……


 ゆっくりと恥じらいを意識しながら、身にまとっている衣服を脱ぎ降ろしていく。






                                      すとんっ……


 最後のパンツが床に落ちる。私は貧相なその裸体を彼氏の前にもじもじと見せる。
「私が1人で気持ち良くなるところ。ちゃんと見てね……」
 自分の小さな手の中に納まるほどの小振りなおっぱいを包み込んで、ゆっくりと揉みしだく。


   ふにっ、ふにっ、ふにゃんっ!


「はぁんっ、すごいのぉ… 1人でエッチしているときよりも… あふぅ、ドキドキ感じちゃう………」
 恋愛漫画を読みながら、何時もやっているオナニー。なのに、大好きな彼氏に見られていると思うだけで、すぐに乳首がピクンと硬く立ってしまう。


     ピンッッ!


「んぁっ! 乳首、弾いただけで我慢できないのぉ…… お股も擦らないと… うそぉっ、もうこんなにっ……?!」
 お股は既にグッショリと濡れていた。いつもはまだまだ足りないくらいなのに。
 それだけ私はコイシのおちんちんが欲しいのかしら? そんな淫らな自分に嫌悪感を持ちつつも、お股を擦る指は止まらない。


              くちゅくちゅくちゅくちゅくちゅくちゅ……


「あぁんっ、やぁんっ! コイシが見ている前なのにぃ… あんっ、あんっ、こんなにエッチだと嫌われちゃうよぉぉ…… ひんっ!」
 何時もだったらこのまま絶頂まで続けるところだけど、微かな理性でなんとか踏み止まる。
 ハァハァと火照った顔を、コイシのカッチカチおちんちんまで持っていく。
「わ、私ばかり気持ち良くなっちゃ駄目よね。コイシのおちんちんも気持ち良くしてあげる。あむっ!」
 思いっきりコイシの石塔おちんちんを口に含む。だけど、私の小さな口では、大きく作り過ぎたそれの先っぽだけしか収まらなかった。
 それでも口と舌を作って懸命にフェラチオを行う。私の奉仕で気持ち良く感じてくれるコイシの顔を思い浮かべながら。
「あむっ、むぅっ、コイシのぉっ、おっきぃ… はむっ、はむぅ……」


   ジュッ! グジュッ! ジュッ! ジュブッ!


 口の中で石の香りがムワムワと不気味に広がっていく。それでも構わず、私はコイシの事を想い続けて、頭を前後にストロークさせていく。


      ジュプッ! ジュプッ! ジュップッッ!!


「ぷはぁっ! 息出来なくて辛かったけど、ちゃんと気持ち良く出来たよね?」
 上目使いで出来るだけ可愛くコイシを見上げる。
実際はきっと不細工な顔だけど、それでもコイシは「凄く気持ち良かったよ。ありがとう、さとり」と嬉しそうに答えてくれた。
「よかった。それじゃあ……初めてのエッチ、シましょう♪」
 私は立ち上がって、コイシの側までゆっくりと歩いていく。
 既にグショグショに濡れている私のおまんこに、私の唾液でヌルヌルなコイシのおちんちんがどんどん距離を縮めて近づいて行く。


   ぐにっ


「あんっ、焦らないでっ! ほらここよ」
 股間の下を硬いおちんちんが僅かに当たって通り過ぎる。今度は逃がさないと、私はおまんこをくぱぁっと開けてコイシを受け入れようとする。


  ぐにっ… ギチギチギチギチ……


「んんーっ! 太すぎてぇ…… 挿入らな…い…………」
 やっぱり見栄を張って大きく作らなければよかった。いくら濡らしていても、私の小さな処女おまんこはコイシをなかなか受け入れてくれない。
 それでも私はコイシと結ばれたくて無理矢理でも押し進め続けた。








                    そして………………







   ブチッ!

「いぃぃたいぃぃぃぃーーーっっっ!!!」
 ついに私は壁画の彼氏相手に女となった。太腿からは生温かい液体がドクドクと流れている。きっと破瓜の血だけではないのだろう。
 ヒリヒリと痛みがお股に走るが、私は形振り構わずに、涙を流しながら腰を動かし始める。


    グジュッ!

            グジュンッ!

                      グチャンッ!


「えぁっ! ひぎぃっ! コイシの太すぎて痛いぃ… 痛いのに… のにぃ……」


           グッジュッ! グッジュッ!

                           ジュッブッ! ジュッブッ!


「ああっ! ひぁぁっ! すごいのぉっ! 痛いけどっ、すごいのぉっ、気持ち良すぎるのぉっ!」


   パンパンパンパンパンパンッ!

                      ジュブジュブジュブジュブッ!

                                          グチュグチュグチュグチュッ!


「あへぇっ! イイッ! イヒィッ! ふとくておおきすぎてぇっ! やぁっ! イクッ イクッ イクゥゥゥーーーーッッ!!!」







                     プシャァァァァーーーーーーッッッ!!!!


 初めてのセックスはあまりに気持ち良すぎて絶頂とともに気を失った。行為の最中の事は何をどうしたのか記憶に残ってない。
 分かるのはただひたすら腰を振り続けた事と、目が覚めたら血と愛液と……それとおしっこで悲惨なことになっていたことだけだった。








       そうそうそれと……




                        コイシのことがますます好きになっちゃったことかな。



































            『お姉ちゃんにもついに彼氏が出来たんだね。いいなぁ……』


































       『さとり様、最近明るくなったというか。凄く生き生きしてますよね?』
          そういえば、コイシと付き合い始めて、お燐からそう言われたわね。






 それからというもの……
「うふふ、今日は洋菓子を焼いてみたの。一緒に食べましょう♪」
 私とコイシは本格的なお付き合いを始めた。
「昨日は久しぶりにペット達と遊んだのだけど、お燐ったらね……」
 漫画でしか見られないような、憧れのシチュエーションも何度か試してみたりと……
「そうだわ。この衣装、素敵だと思わない? 今日のエッチはこの格好でシましょう。今描いてあげるから待っててね」
 私はすっかりコイシとの恋人ごっこにハマってしまった。
「あっ、あっ、何時もより感じちゃうのっ! はぁんっ、も、もうイッちゃうのぉっ!」
 だけど、この関係は誰にも知られてない。別に秘密にするような事じゃないけど、2人だけの秘密にした方が素敵だったから……
「はぁ… はぁ… はぁ… コスプレエッチってこんなにも気持ち良かったのねぇ…… えへへ、大好きよ、コイシ♪」
 誰にも邪魔されない。私とコイシ、2人だけの世界。そんな日々が毎日続くと思っていた。



































            『お姉ちゃんばかりズルい。私もお兄ちゃんとエッチしたい……』



































     だがそれはある日突然崩れ落ちた………



「うふふ、今日はもう一回だけ楽しみましょう♪ あなたも平気よね?」
 この日、私はコイシと朝から対面立位で楽しんだ後、珍しく少なかった事務の仕事を終えて再びエッチしようとするところだった。
 コイシとのエッチにすっかりハマってしまった私。そろそろ一日一回だけでは我慢できなくなっていた。
「あなたとシたいから、頑張って早く仕事を終わらせたのよ。頑張った私をそのおちんちんで悦ばせて、ね♪」
 ためらいもなく衣服を脱ぎ捨てた私は、前戯もせずに一気に石おちんちんにおまんこを挿入れた。
そうなるほど、私の身体は彼を求めるために変わり果ててしまった。
「あぁっ、いいっ! コイシのカチカチおちんぽ、最高に感じちゃうぅっ!」
 ハァハァと荒い息を吐いて、だらしなく腰を動かす私。その姿は旧地獄の管理人とは全く思えないセックスマシンだった。
「アンアンッ、もうダメッ、すぐイッちゃうっ! 今日の私ったら敏感過ぎるのぉっ!」
 彼の石と塗料の匂いを思いっきり吸い込んで絶頂して気絶する。それが私達の何時もの流れだった。
 だけどその日、身体だけでなく嗅覚もまた敏感過ぎた。

   むわぁ………

「ふぇっ……………?」
 だからこそ知ってはいけないことに気付いてしまい、私は中途半端なエクスタシーを迎えて倒れてしまった。
「なん…で………?」
 彼から嗅ぎ取ったのは……愛液の香りだった。それも私によく似ていて、だけど私ではない愛液の香りを。
「何時も終わったら綺麗にしているのに…………」
 私はコトを終えた後は何時も、水を染み込ませた布巾でコイシの身体を綺麗に拭いている。塗料が薄まった時は加筆・修正も同時に行っている。
 早朝も同じように丁寧に拭いたはずなのに、彼の身体からは愛液の匂いがほのかに香っていた。
「寝取られた…? 私のコイシが誰かに寝取られたの………?」
 私は信じたくなかった。そんなこと不可能だからだ。
 私はコイシと付き合って以来、仕事の最中もサードアイの力を使って彼のことを気にしていた。
仮に誰かがコイシを寝取ったならば、私はすぐさまソイツの心を捕らえて制裁を与える事だろう。
 そもそも私の自室へは私以外の入室は固く禁止されている。コイシと付き合い始めてからは特にだ。
だから誰もコイシの存在すら知らないはずだ。この犯行は不可能のはずだ。
「こいし…………」
 だからこそ、犯人はすぐに分かった。私と似たような愛液、そして捕らえられない無意識によるサードアイの力を逃れる唯一の存在。
限りなく私に近くて私から遠い存在。コイシにかつて求めた存在にして私の実の妹。


        古明地こいし


 嘘だと思いたかった。知らなければよかったと後悔している。私の彼氏が私の妹に寝取られていたことに……
「……………………………」
 無言でコイシを見上げ続ける私。やがてグツグツと煮えたぎってきた感情。こいし相手に無縁と思われた感情。


   ……憎しみ


 私の中でドス黒い何かが蠢き広がっていく。そして無意識のうちに呟いていた。
「こいし……私は…あなたを…………」



































 次の日、私は罠を仕掛けることにした。
「イく、イくっ、今日もコイシに見られながらイッちゃうぅーーっっ!!」
 朝早、何時も通りコイシとのエッチを終えた私は、わざとドアを開けっ放しにして仕事へと向かった。




 ……振りをした。実際はすぐ近くの別室でサードアイによる監視を張り巡らせていた。
 ペットが私の部屋に近づく様子は無かった。にもかかわらず、一時間も経たないうちに私の部屋から違和感を感じた。
ドキドキが止まらない。焦る気持ちを何とか抑えながら、私は自室へと戻っていった。


   あ… はぁ……


 開けっ放しのドアから艶声が聞こえた。恐る恐る部屋の中を覗くと、そこには望んでなかった最悪の光景が予想通りに広がっていた。
「あむっ、コイシお兄ちゃんのおちんちん、ぺろぺろっ、お姉ちゃんのお汁だらけで美味しいよぉ……」
 私にもはっきりと分かる。素っ裸の私の妹がトロンとした顔つきで私の彼のモノを口でしゃぶって愛撫していた。
その姿は私の知りえる記憶にはない、初めて見る古明地こいしだった。
「んちゅっ、毎日見てるんだよ。コイシお兄ちゃんとお姉ちゃんが、あむあむっ、エッチなことして楽しんでるところをねっ♪」
 無意識故に私には捕らえられないはずの彼女が見えたのは、それだけ彼との行為に熱中していた所為か。はたまた私に見られて欲しいのか。
 だけど、今の私にはそんな疑問よりも、私達のまぐわいが全て覗かれていたことにショックを受けていた。
私とコイシだけの二人の時間は私達だけの秘密じゃなかった。その事実が私の心を絶望のどん底へと落としていく。


   ちゅぽんっ!


 わざとらしく音を立てて、こいしはコイシの硬くてぬめったおちんちんから口を離した。
 その音で絶望から目が覚めた私は再びこいし達に目を向けた。彼女達は互いに向き合ってじーっと見つめ合っていた。
それはまるで、これからコトを始める私自身を見ている気分だった。
「ねえお兄ちゃん、今日も私に身体で教えてよ。お姉ちゃんとエッチしたことをね♪」
 声にならない「やめてっ!」という叫びもこいし達には聞こえない。


   グジュグジュグジュ……


「あぁぁぁっ! はいったぁっ、お兄ちゃんのおちんちんっ、硬くて冷たくて気持ちいいよぉっ!」
 そしてついに2人が一つになる瞬間を私は目の当たりにしてしまった。


   クッチュッ、クッチュッ、クッチュッ、クッチュッ……


「あんっ、やんっ、いいのぉっ! もっともっと、私に教えてぇっ! あぁんっ!」
 テンポよく腰と壁がぶつかり合う音が、嫌というほど部屋中に響く。
 コイシの平坦な唇を貪りながら、自らの乳首を彼の冷たくて平たい胸板で擦り付けて感じる姿は、姉妹である私と全く同じ動きだった。
 こいしの姿がさとりの姿に置き換えられ、自分に寝取られている様に錯覚してしまう。
「んちゅっ♪ お姉ちゃんもお兄ちゃんのこと大好きだけどね。あんっあんっ、私はもーっとコイシお兄ちゃんのこと大好きだよっ♪」


   パンッパンッパンッパンッパンッ!
                         グッチュッ!ジュップッ!ズップッ!


 腰を打ちつける動きと愛液が跳ねる音がどんどん早くなっていく。もしかしてイくタイミングまで私と一緒なのだろうか?
 こいしとコイシのエッチなんて、もう見たくないし聞きたくもない。なのに目が離せない。
 そして……
「あっ、キちゃうっ! わたし、コイシお兄ちゃんのおちんちんでっ、やっ、あぁぁぁぁーーーっっ!!」


   ビクッ! ビクッ! ビクンッ!
                    ガクガク……


 とうとう絶頂の瞬間まで見届けてしまった。こいしは快感にしばらく身体を震えさせていたが、やがてバタリと床に倒れ込んだ。
 こいしとコイシの二人だけの世界。それを知ってしまった私は、彼と出会う前の孤独を思い出して、静かに涙を流した。
「はぁ…はぁ… きっと私がコイシお兄ちゃんにエッチな事をしてるって… お姉ちゃんに知られたら…… 私、殺されちゃうね」
 こいしは呼吸を整えながら、コイシに静かに語り始めた。自分が殺されるという話題なのに彼女は笑っていた。
「でもね。私、後悔してないよ。だってお姉ちゃんともエッチしているコイシお兄ちゃんとエッチするとね……」
 だったら今すぐにでも殺してやろうかと部屋に入ろうとした瞬間。彼女の思いもよらない言葉に私の足は止まってしまった。






     「お姉ちゃんともエッチしてるみたいで、すっごく幸せな気分になれるんだ♪」






 何を言ってるのか理解できず、続きが気になる私はその場で止まり続けた。
「私は人間が怖くて覚妖怪じゃない妖怪になっちゃったけどね。お姉ちゃんは人間が好きだから覚妖怪のままなんだと思うの」
 そうなのかもしれない。
 正直、私だって人間は怖い。だけど人間が好きで人間にあこがれがあるからこそ、コイシを作り出して恋愛ごっこを始めたのだと思う
「今の私は覚妖怪じゃなくなって、人間の事少し好きになったけどね。お姉ちゃんはきっと今でも人間が好きだけど、まだ怖いんだと思うの」
 驚いて思わず目を見開いてしまう。
 何でこの子はここまで私のことを見抜いているのだろうか? もう私とは別の存在になっているというのに……
「きっと私の事も好きだけど怖いと思ってるの。実は私だってお姉ちゃんのこと好きだけど怖くて無意識に避けちゃうの」
 あぁ、やっぱり私達は姉妹だったんだ。こんなにも同じなのにすれ違ってしまう。
「コイシお兄ちゃんはそんな私達にとってヒーローのような存在なんだよ。お姉ちゃんの愛をたっくさん貰って、私にもお姉ちゃんの愛をたっくさんくれるからね♪」
 その台詞を聞いて、私の心は揺るぎ無い決断を下した。
 こいしへの憎しみだけでこの計画を実行しようとしたけど、彼女の愛情を知った今、憎しみだけで実行することはやめにした。
「そうだ。折角だからもう一度エッチしようよ。今度はお尻の穴をバックでヤろう♪」




































        こいしとコイシへの憎しみと愛情でこの計画を実行する!

































   ずぶっずぶぶっ……


「んんっ! ちょっと痛いけど……お尻でもコイシお兄ちゃんのヒンヤリおちんちん感じてきちゃう♪」
 こいしのお尻にコイシのおちんちんがゆっくりと沈んでいく。
2人がこれからアナルセックスを始めようとする瞬間を見計らって私は部屋の中へと入っていく。
「お、お姉ちゃんっ?!」
 ビクッと一瞬震えてこいしは驚いた。本当にエッチに夢中で私の事など気が付かなかったらしい。
 私が無言でゆっくりと近寄っていく中、彼女は怯えた表情でブルブルと震えている。
「ご、ごめんなさい。私、お姉ちゃんの彼氏、寝取っちゃった……」
 うん、知ってる。今知った。
 そう心の中で答えるが、心を読めなくなったこいしが分かるはずもない。
「私の事… 殺しちゃうの?」
 繋がったまま私を上目使いで見上げる。こいしが何を考えているのか、今の私にはもう分からない。
「そうね。殺すわ。こいしもコイシもね」
 それを聞いてこいしは静かに涙を流した。さっきはああ言っていたけど、やっぱり私の事が怖いのだろう。
「でも心配する事は無いわ。だって……私はこいしもコイシも憎いけど、愛しているのだから……」
 そう言って私は妹の唇を強引に奪い取り、コイシの胸元まで押し付けた。
「れろっ、こいひぃ…すごく甘いわ、れろっ……」
「あむっ、おねえひゃん…んちゅっ、はげひぃ……」
 舌をこいしの口深くまで突き入れてレロレロと思う存分味わい尽くす。
 こいしの方は付いていけないみたいだけど、そんなのお構いなしだった。
「ら、らめぇっ、おねえひゃんっ! んーっ! んーっ!」
「こいひのおくひ、くちゅくちゃっ、おいひふへ、ひもひいいっ!」
 こいしの目付きがトロンと下がってきた。私のキスでこんなにも感じてくれたなんて姉冥利に尽きる。
 これが生身のこいしと味わう最期のキスだと思うと尚更そう思う。
「ぷはぁ… ねえ、こいし、これが何だかわかるかしら?」
 私が取り出したのは細長い楕円形の石ころ。コイシの石おちんちんよりも遥かに太くて大きな石棒だった。
「ふぇっ… 太くて大きい石だよね? コイシお兄ちゃんよりも大きい……」
 よく気付いたわね、えらいえらい。心の中で妹を褒めつつも、私は彼女に答える代りに行動で示した。


   ズブッッ!! ギチギチギチギチ………


「いっ、痛いっ! 痛いよお姉ちゃんっ! そんな大きいのおまんこに挿入らないよぉっっ!!」
 私は行為の後でトロトロに濡れたこいしのおまんこに思いっきり、石おちんちんをブチ込んだ。
 いくら愛液だらけでヌルヌルになっても、こいしの小さなおまんこにソレはきつ過ぎたみたい。


   ギチギチギチギチッッッ………


「やらぁっ! はいらないぃっ! ぬいてぇっ! ぬいてぇっ!」
 それでも私は無理矢理でもこいしの膣内へとそれをねじり込んでいく。今の私はどんな怖い顔をしているのだろうか?
 きっと私の事嫌いになったのかもしれない。そのことを悲しみつつも、私はさらに酷い行為をこいしに行う。
「あぐっ! ご、ごほ…おえぇ………」
 コイシの石おちんちんを作った特殊セメントを口へと詰め込み始めた。
 妹の苦しみの嗚咽を聞きながらも、私は口に詰めたセメントを職人の手付きでオナホールに仕上げていく。
「っ……! っっ…………!!!」
 もはや声も出せないこいしは代わりに涙を流し、おまんこからは快楽と恐怖による透明と金色の液体を流して私に何かを訴えていた。
「苦しいのね、こいし。でも待っていて、もうすぐ終わるからね」
 私の計画は仕上げの段階に移る。特殊セメントをこいしの全身に丹念に塗り付けていく。
 彼女に性感マッサージを施すように、時には大胆に、時には丁寧にセメントを塗り込んでいく。


   ペタペタ……
           ぺたぺた……
                   ぺたペタぺたペタ……


「っ… っ…… っ…………………」
 こいしの目玉はアヘって上を向き、ビクビクとわずかに震えるも、それもすぐに止まった。
 やがてこいしとコイシだった物はセメントに埋め尽くされ、壁から突き出た石の塊へと姿を変えた。
「もう少しだけ待っててね……すぐに生まれ変わるから……」



































    ぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺたぺた
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 私は持ちうる技術を駆使して、石の塊を男性の石像へと作り上げていく。
 顔は少女漫画から飛び出したように耽美なものに。胸板はより分厚くて、たくましくものに。手足は無難にスラリと伸ばすだけにした。
 そして肝心のおちんちんは玉袋を追加しつつも、こいしに突っ込んだあの太くて大きい石棒をそのまま利用した。
「ねえ、こいし。聞こえるかしら……」
 セメントが渇き、最後の彩色を行いながら私は壁面石像の中にいるこいしに話しかける。
「今、あなたとコイシは生まれ変わって、新しいコイシとして私に愛され続けるのよ」
 仕上げの目玉に筆を入れ終えて、私はうっとりと生まれ変わった彼氏を見つめている。
「あなた達を苦しめたのは嫉妬した私の憎しみ。そしてあなた達を作り変えたのは私の愛情なの」
 語りかけても返事は無かった。少し落ち込みつつも私は言葉を続けた。
「やっぱり理解できないわよね。でもいいの、これからは今まで以上にあなた達の事愛してあげるから……」
 弱々しく呟く私の目から生暖かい液体が流れた気がする。私も何だかんだ言って地底の妖怪だ。狂っていると思われて当然のことをした。

     『分かってるよ。だから泣かないでお姉ちゃん。これからはずっと一緒だよ♪』

 頭の中で私の大好きな声が響き渡る。やっぱりこの子達は優しい。こんな私でも好きでいてくれるのだから。
「ありがとう。そしてごめんね。こいし… コイシ…… うぅ………」

 こうして私の妹、古明地こいしは壁面の彼、コイシと一つになった。
そんなつい最近の出来事なのに、まるで小さい頃の幼なじみのように昔に感じる。
 そして今、私達3人は一つになって愛し続けている。













                    『Walling Lovers ... The Trinity』













「あーっ、あーっ、コイシのヒンヤリ石ちんぽ気持ち良いっ!」
 対面立位で私は壁面石像となった彼、コイシの硬くて太いおちんちんを深く、激しく貪り続けている。
『あんあんっ、すごいよぉっ! コイシお兄ちゃんのちんこもお姉ちゃんのまんこも気持ち良すぎるよぉっ!』
 コイシの中にいるこいしも、私とコイシのまぐわいに心から悦んでいる。コイシと一つになったあの日から、こいしの心は手に取るように分かる。
 コイシを寝取られた存在として憎んでいたのが嘘のように今は愛おしい。愛情と憎悪は表裏一体とはまさにこのことだった。


   グチュグチュッ! パンパンッ! ズップズップッ!


 腰を石の身体に叩きつける卑猥な音が自室に響き渡る。快楽に溺れた私は、目からは涙を、口からは涎を垂らして自らの体をテカテカと濡らしていく。
「ああっ、だめぇっ! おちんちん硬過ぎてぇっ! やんっ、すぐイッちゃうよぉっ!」
 すぐにでも飛びそうな意識に怖くなって思いっきりコイシを抱きしめる。それでも腰はグチョグチョと止まらない。
 私の欲情でムラムラと火照った身体の熱が、彼のヒンヤリ冷たい身体にスゥーっと吸い取られていく。その感触が私をますます絶頂へと押し進めて行く。
「あ、あーっ、ダメダメッ! イッちゃうっ! イくぅぅーーーっっ!!」
『キて、キてお姉ちゃんっ!私もコイシお兄ちゃんも一緒に、一緒にぃっ!!』
 私のおまんこは彼のおちんちんを深くまで受け入れた。その瞬間、お股がビクビクと震えあがり、心が白く染まっていった。
「あっ! あぁ…………」


   ビタンッ!


 イッてしまった私の全身から力が抜けて、背中から床に強く叩きのめされた。
「あっ、ああっ、はぅ……」
 だけど痛みは無かった。それどころかそれすらもイッた余韻として、全身にビクビクンと広がり渡る。
『えへへ、イッたお姉ちゃんエッチで可愛いよ♪』
 私の汗と愛液でテカテカと濡れ輝いたコイシが私を見下ろし、こいしの心が私の痴態をニヤニヤと笑って辱める。
 あぁ、私はなんて幸せ者なのだろう。どうして最初からこうしなかったのだろうか。毎回毎回そんな後悔を続ける自分が憎たらしい。
『ねえ、お姉ちゃんまだヤれるよね? 今度はバックでお尻に挿入させて。私もコイシお兄ちゃんももっとお姉ちゃんのエッチな姿が見たいの』
 こいしのお願いが私の頭に染み渡る。「まだエッチしたい」そんな欲望が薬のように全身に浸透し、生まれたばかりの四肢動物のようにグラリと立ちあがった。
「ええ、もちろんよ。もっと私の恥ずかしい姿を見て欲しいわ」
 実はアナルセックスは初めての私。自分の愛液をお尻に塗りながら、ゆっくりと後退して行く。


    ぐにっ!


「あっ… コイシの太いのが当たってるっ!」
 初めての経験にドキドキが止まらない。だけどこいしは生前はきっと何度もコイシとアナルセックスを楽しんできたはず。
 ならば私もと、意を決してゆっくりと彼のおちんちんを受け入れていく。


   ぐにゅっ! グニュグニュグニュッッ!!


「ひぅっ! こ、これっ、キツいけどっ! んぁぁっ! イイッ!」
『やぁんっ! お姉ちゃんのお尻っ! キツキツ狭くて気持ちイイのぉっ!』
 少しお尻がヒリヒリするけど、我慢して私はフリフリとお尻を揺らしていく。
 最初こそ痛みがあったけど、段々とお尻を素早く何度も動かして、私は快感を貪っていく。
まるで自分がこいしとコイシのペットにでもなったかのように。
『ふぁっ、あんっ、やんっ、お姉ちゃんの背中、綺麗でエッチだよぉっ! はぁっ、はぁっ……』
「やだぁっ、そんなに見ないでよ。はっ、はっ、はぁっ! お尻気持ちイイッ!」
 私はこいしに操られたように、無意識に自分の貧相なおっぱいを揉み始めた。
 まるでこいしに実際に揉まれたかのように、私のハートはドキドキが止まらない。


   むにっ、むにむにっ! 
               むにむにむにゅんっ♪


「ひぁっ、あっ、やっ、乳首らめなのぉっ! ひゃんっ! またイッちゃうよぉっ!」
『イッてお姉ちゃんっ! 私達のおちんちんと無意識のおっぱいもみもみでっ! はぁっ、ああんっ!』
 両方のおっぱいの乳首がコリッと強く抓まれ、私の意識は再び真っ白に染まっていく。
「こいしっ、コイシッ、イッ、ふぁぁぁぁーーーーーっっ!!」


        プッシャァァァーーーーーッッ!!!


 思いっきり愛潮を吹き出してガクガクと震える私。
「あっあっ……」
 しばらくそう呟いた後、ガクリと格好悪く床にひれ伏してしまった。こんな姿、他のペット達には見せられないわね。
『大丈夫だよ、お姉ちゃんは私達のペットなんだし♪ あとアナルセックスはお姉ちゃんにバレた時が初めてだったんだよ』
「あなた達何時から覚妖怪に戻ったのよ……私はペットじゃなくて恋人よ!」
 やれやれと言った感じで私は立ち上がる。身体は汗でビッショリ、お股に至っては愛液でベトベトだ。
 でも明日も仕事だし、今日のエッチはここまで。身体を洗うのは明日に回して、私はすぐ近くのベッドまでフラフラの足で向かって行く。
『お姉ちゃん! おやすみのキス忘れてるよっ! ぶーぶーっ!』
「あら、ごめんなさいね」
 私は再びフラフラとコイシに近づき、冷たくて硬い身体を抱きしめて口付けをかわした。
「おやすみ、こいし、コイシ……」
『おやすみ、お姉ちゃん……』



































                    『Walling Lovers ... The Trinity』
                         THE END ... LESS
The Trinity…三位一体。
孤独な覚が壁を愛する物語。やがて小石も巻き込み混ざり合って一つの石像になる。
ちょっと狂った恋ですが、地底の妖怪ならアリだなと。

……時間が無くてもっとイチャイチャ出来なかったのが心残りです。

どうも、グランドトラインです。
壁というテーマで色々思いついたのですが、結局書けたのはこの1作品だけでした。
しかも間に合わないと半ばあきらめかけていた。何とか書けましたが。

さて『Walling Lovers ... The Trinity』いかがでしたでしょうか?
The Trinityは三位一体というだけでなく、"ザ・トリ"ニティ→サトリという洒落でもあります。

最初に思い浮かんだのは、壁にイケメンを描いて、そいつとエッチするアイデアでした。
で、誰でやるのかと考えたところ、ぼっち設定のあるさとりに決定しました。乙女っぽいし、オナニー好きそうだし。
ちなみに序盤で読んでいる少女漫画のモチーフは『快感フレーズ』です。あれよりだいぶマイルドですがw

それで次か前かに思いついたのが、こいしに寝取られる展開でした。姉妹だし、仕方ないよね。
最初は生き埋めにして終わりでしたが、かわいそうだし、面白くないので、意識保ったまま一体化してラブラブということになりました。

それにしても相変わらず変な作品しか書かないというか、ラブラブなのかサスペンスなのかはっきりしろというか……
まあ、さとりんはエロくて可愛い、そして攻めにも受けにも向いている。それは確かですね。
今回のコンペはまさにさとりん祭りでした。

こんな警告付きのマニアックな作品でも読んで評価してくれた皆様、ありがとうございました。

http://swordforestgrtr.web.fc2.com/
作品情報
作品集:
最新
投稿日時:
2014/06/07 23:35:41
更新日時:
2014/06/29 23:19:31
評価:
6/6
POINT:
30
Rate:
1.57
1. 6 tukai ■2014/06/17 22:01:22
こけのむすまで
2. 9 ななし ■2014/06/20 05:45:58
壁画とヤるとか……最初は笑ってましたがなかなか猟奇的かつエロかったです
3. 4 匿名 ■2014/06/22 17:07:34
基本点:1点
テーマ:2点(0〜3点)
エロさ:1点(0〜3点)
面白さ:0点(0〜3点)
一言感想:さすがにドン引きしました。いい意味でも悪い意味でも(汗) 他のこんぺ作品にこれ以上に猟奇的かつエロい作品があったため、こっちの印象が薄まってしまったのが惜しい。
4. 1 ぱ。 ■2014/06/22 19:51:21
予想作者はグランドトライン氏。

う、うーん難しいです。この怒涛のカタカナ擬音とキャラクター性もへったくれもない勢いのエロ。
壁にちんこ作って……という発想は大好きなだけに、趣味の違いからくる根本的な抵抗感が辛い……
せめて壁につけた名がコイシでなかったら受け入れられたかもしれないと思いつつ、ギブ。申し訳ありません
5. 5 リラクシ ■2014/06/25 21:57:59
壁にちんこ生やしちゃうとかどんだけ!どんだけ!笑
しかも寝取られるとかw時間がなかったようでイチャイチャ度が少なくなったのは残念ではありますが、簡潔な文体で読みやすかったです。
壁オナニーックスに狂気を感じました。こいし(石)だけに壁になっちゃうなんて想像できませんよ!
なにはともあれ楽しめました、面白かったです。

作者予想、グランドトライン氏ではないでしょうか?違ったら、すみません。
6. 5 toroiya ■2014/06/27 07:51:55
生きたまま固めるという発想がよかったです
文章やキャラの性格がもう少し癖が無ければ更によかったです
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